955 カイエンターボ PSM Failure Workshop 原因不明のエラー怪奇現象

955　カイエンターボ　PSM Failure Workshop  原因不明のエラー怪奇現象　　


2013年12月23日の月曜日

粕谷様のカイエンターボをお預かりして

現象はPSM  Failure エラーでの修理ご依頼です。

エンジン始動時には問題なくとも次第に熱で暖まると、

突如このPSM  Failure Workshopとエラーメッセージが点灯し、

アクセルが吹けなくなる、もしくはアイドリングが不安定になり、

同じく燃料フュエールカット気味の頼りない不整脈が発生なのです。

早速いつもの955関連の定番鬼門の消耗品の交換をさせて頂きました。　

Stabzuendmodul :  948　602　104　20　ペンシルコイル8本＆

ポルシェ純正指定のプラチナプラグ

「999　170　221　90」8本の交換を済ませて、

パーツ交換後、AFF1  甲斐総店長が軽くテスト走行を重ね、

エンジンチェック＆アイドリングの安定具合を確認ししばらく様子をみました。

不整脈は確かにパーツ交換後1回程度症状が出現しましたが、点灯は見受けられず、

その後はチェックワーニングランプも点灯せずに無事症状も安定状態でした。

念のためにパーツ交換後にテストアイドリングに走行テストを繰り返し、

症状は安定状態で何の問題も御座いませんでした。

コンピュータープログラムでのホルツメモリーリセットと

エラーデーターの消し込みを行い粕谷さまにご連絡です。

次回症状的にはセンターメインのプロペラシャフトの、

交換時期の初期症状もやんわりとは出始めてはおりましたが、

まだ微妙に2000Km~5,000Kmくらいは乗れるかな？

音の出始めですから壊れ始めの初期コンディションなのかな？と判断です。

今のところ症状の再発も無く安定していて

アイドリングもベストコンディションを
とりあえずは維持しておりました。

ところが肝心の粕谷さまにいざ　
955カイエンターボをお渡しして、

お帰りの際に突如として、

PSM  Failure Workshopとエラーメッセージがまたまた点灯なのです。
粕谷様から症状の連絡が御座いました。

アクセルを吹かしても信号系のエラーで吹け上がり回転セーブでホールドが発生なのです。

1500回転〜1700回転以上はエンジンが吹けずにこの状態でアクセルトルクもありません。

このやっかいな症状になるとディーラーの所有される検知テスターで、

エラーコードを電気信号で追い掛けるしか方法は御座いません。

一旦AFF1 までお戻りになられ症状を出ている状態を確認して、

再度車両をそのままお預かりとしたいところでは御座いますが、

キーを5回繰り返しリセットモードで操作をすると自然復帰されますから、

2014年の予約でそのままカイエンでご自宅に帰る段取りとなりました。

まるで第三京浜に乗ると何か微妙に様々なる諸問題が間接的に発生で、

今度は来春交換予定のプロペラシャフトから激しく叩くような異音が、
これまたこの時期に重なるように発生なのでした。

こんなタイミングで鬼門箇所のセンタープロペラシャフトが寿命を迎え、

第三京浜を降りた地点にて残念ながら、

壊れかけのセンタープロペラシャフトが寿命を迎えご臨終でした。

カイエンターボはAFF1で年末コースでそのままお預かりさせて頂き、

来年早々予約待ちのポルシェディーラードッグ入りスタンバイとなりました。
代車はホワイトカイエンターボ955スポクラスペシャルでお帰りになられました。

またこの流れを詳しくご報告させて頂きたく思います。

加古　俊文