955カイエンで
軽快な走りを追求してはいけないのか？
911GT3の後ろをカメラを構えながら
高速道路を飛ばしながら考えました！
これだけレスポンスが良くなった955カイエンなら、
それは特別に許されるのではないか？
基本性能やポテンシャルが
これだけ高いのに、
基本重量があるボディーというだけで、
太ったデブちゃん扱いで本格的な走りや、
ハイウェイでのスピードや加速の喜びを、
あえて暗黙の了解的な空気感で抹殺。
ポルシェオーナー達からは、
カイエンはスポーツクーペボディーでは無い。
ということで、これで本格的な速さを求めては、
ジャンル違いなんだよと封印されているのが、
微妙に残念でなりませんでした。
そんな事なら521馬力のカイエンターボSや、
500馬力のハイパフォーマンスエディションなんて、
上級カテゴリーも最初から生まれては来なかったんだと思います。
走りのプラスアルファーや、
馬力だけでパワースペックを引き上げても、
車両重量の大きな壁は解決させておりませんから、
チューニングメニューとしての足回り的には、
ブレーキシステムの大口径ローターの採用や、
キャリパーとパッドの大型化くらいしか、
望めなかったのだと思われます。
もっさりとした重たさは、
955カイエンのグレードや排気量、
馬力に関係なく基本的なボディー構造が持つ総重量で、
取り回しのステアリングフィールはある程度決められます。
日本の道路であれば実は出力450馬力でも、
充分にオーバースペック過剰過ぎるパワーなのです。
バネ下加重の軽減が齎してくれる、
クルマに対しての本質的な恩恵をご存知でしょうか？
実は強度と耐久性を上げながら真円度を追求し、
さらには徹底的な軽量化をはかる最先端の技術。
足廻りを徹底的な技術で軽くして、
1回転の運動が90度の垂直と真円度がキチンと正しく、
走行中も高次元で長時間変形なく確保されれば、
間違いなく走りのポテンシャルも性能も向上して行きます。
理論では理解出来ているこれらの計算式も、
実際に製品にそのまま反映させる肝心なる技術がなかったのです。
過剰なまでの品質を誇るFORGEDアルミの登場です。
鍛造アルミと呼ばれる高品質な規格での製品の登場で、
これらの隠された問題点がある程度クリアーになったのです。
鍛造製品のデメリットは材質が比較的高額に設定されている点と、
製造時間のプロセスがとんでもなく必要以上に時間が掛かる事、
優れたデザインの製品が非常に少なく好みのカタチやスタイルが少ない。
鋳造製品の約倍くらいの製品コストが掛かるため流通量も非常に少ない点です。
その恩恵とメリットは計り知れないくらいに、
走りのポテンシャルを含めバネ下加重の低減はもちろん、
異次元領域へと走行性能を同時に高めてくれます。
驚異的な耐久性と本質を極めたシンプルな機能美とデザイン。
最高の材料を加工させる事の出来る製造技術。
さらには製品哲学と理想論と考えられる全てが高次元で融合なのです。
誰に気を使うわけでもありませんが、
思う存分に走りのポテンシャルに浸ってみて下さい。
そして思う存分にポルシェらしさを満喫させながら、
法定速度の掟を守りながらですが多少なら飛ばしてもイイんです。
また想像以上にこの足回りの低減から来るフットワークの軽快感は、
どこまでもどこまでもアクセルを踏み込み実に気持ちがイイのです！
AFF 955 SPORTS CLASSIC 22 FORGED
真円度とその徹底的な軽さは紛れも無く
大きな性能でもあり、底知れぬ加速力を実現させてくれるものです。
955本来が持って生まれた潜在的なポテンシャルなのです。
Toshifumi Kako
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